2、3年くらい前からでしょうか。スペインではアンチ・情報化社会的なメッセージっていうか「そんなにあくせくつめこまないでゆっくりやろうよ」っぽい発言を良く聞くようになりました。日本よりはずっとまだおおらかだと思うのですが、それでも子供にいろいろお稽古ごとを習わせたりとか、ケータイ中毒のティーン・ネイジャーとか、いろんな問題が出ていることへの反発なんだろうなあと。
私個人もどちらかというとただボーッとしているのは苦手で、まあ今は新生児の世話という大仕事があるから余暇自体が少ないのですけれども、それでも時間があると本を読んだり、ネットでお気に入りのサイトを見たりとか、やっぱりなにかしら「してしまう」のです。でも、「何にもしない時間を意識してつくる」というのを試しにやってみたら、すごーいいい感じでウトウト昼寝ができたりとか、子供がうっかり手を離して空高く飛んで行く風船が窓の外に見えたとか、なんだかどうでもいいけれどなかなか見えないかもしれないことが見えて来たような気もしてそれはそれで素敵です。特に子供には、温が産まれる前とかは、いろんなことを試させてあげて、そこから自分の好きなものを見つけていって欲しいなあと思っていたのですが、そしてその気持ち自体には代わりはないのですが、やたらにおもちゃや本や楽器なんかを与えてみるよりは、子供が自分から「ねえ、ママ、これやって遊ぼうよ」とゆっくり考えて提案してくれるほうがうれしいこともあるかなあと。だって、「ねえ、たいくつだよ!何かして遊んでよ!」っていう子供、けっこう多いんだそうですよ。
lunes, 16 de febrero de 2009
Suscribirse a:
Enviar comentarios (Atom)
No hay comentarios:
Publicar un comentario